Enhancing Fear Extinction: Pharmacological Approaches.

この研究について主題は心理療法ではなく、恐怖が薄れる過程を助ける薬です。持続エクスポージャー療法は標準治療の一つとして名前が挙がるだけです。
対象:PTSDナラティブレビュー・総説
著者
Ponomareva O.Y.・Fenster R.J.・Ressler K.J.
掲載誌
Current topics in behavioral neurosciences
巻号ページ
289-305頁
発行年月日
2023年
PMID
37584834
技法
PE
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

恐怖に関連する疾患(特定の恐怖症・社交不安症・パニック症・強迫症・PTSD)。

E|介入

持続エクスポージャー療法(認知処理療法・EMDRとともに、消去を回復の機序とする標準治療の一つとして挙げられる)。

C|比較

対象とした研究:恐怖の消去を促す薬理学的な調節因子の概観。D-サイクロセリン・スコポラミン・ロサルタン・ケタミン・MDMAと、関連する分子経路の進展を整理。

O|結果

本総説は、消去がPTSDの標準治療(持続エクスポージャー療法・認知処理療法・EMDRなど)における回復の基盤となる機序だと整理したうえで、消去の薬理学的な調節因子が恐怖関連疾患の治療の有望な標的になると述べている。D-サイクロセリン・スコポラミン・ロサルタン・ケタミン・MDMAといった新興の向精神薬治療に焦点を当て、カンナビノイド・脳由来神経栄養因子・視床下部−下垂体−副腎系のシグナル伝達や神経ステロイド化合物に関わる分子経路の進展も概観している。

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