Efficacy of imagery rescripting in treating mental disorders associated with aversive memories - An updated meta-analysis.

この研究について主に測っているのはEMDRではなく、イメージを書き直す技法です。EMDRは比べる相手として他の治療とまとめて扱われています。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス
著者
Kip A.・Schoppe L.・Arntz A.・Morina N.
掲載誌
Journal of anxiety disorders
巻号ページ
99巻 論文番号102772
発行年月日
2023年9月6日
PMID
37699277
技法
EMDR
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

嫌悪的な記憶に関連する精神疾患(PTSD・不安症・うつ病・摂食障害)のある参加者908名(うち417名がイメージ書き直し)。17件の無作為化比較試験。2023年5月まで。

E|介入

EMDR(イメージ書き直しの比較対照の一つ)。

C|比較

比較対照:イメージ書き直し(ImRs)。受動的な対照(大半が待機リスト)との比較と、持続エクスポージャー療法・認知再構成・EMDRとの比較。Medline・PsycInfo・Web of Science を検索。変量効果モデル。

O|結果

本メタアナリシスが統合した17件では、受動的な対照(大半が待機リスト)と比べたイメージ書き直しの全体の効果が g=0.68(95%信頼区間0.18〜1.18、k=7)であった。持続エクスポージャー療法・認知再構成・EMDRと比べた効果は有意でなかった(g=−0.01、95%信頼区間−0.18〜0.15、k=11)。追跡の評価は長期の治療効果を示した。著者らは、イメージ書き直しがさまざまな心理的障害を有効に治療でき、根拠にもとづく介入と同程度の治療効果をもたらすと結論している。限界として、各精神疾患について組み入れられた試験の数が限られる点を挙げている。

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