Does treatment specific-, disorder specific- or general therapeutic competence predict symptom reduction in posttraumatic stress disorder?

この研究について治療の効果ではなく、治療者の技量が結果を左右するかを調べた研究です。技量との関連は認められませんでしたが、治療者全員がよく訓練されていたためかもしれないと著者らが書いています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Steil R.・Weiss J.・Müller-Engelmann M.・Dittmann C.・Priebe K.・Kleindienst N.・Fydrich T.・Stangier U.
掲載誌
European journal of psychotraumatology
巻号ページ
14巻2号351-359頁
発行年月日
2023年9月27日
PMID
37753639
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

子ども時代の虐待の後にPTSDと情動調節の困難のある女性160名。

E|介入

認知処理療法(CPT)またはPTSDへの弁証法的行動療法(DBT-PTSD)。

C|比較

比較対照:なし。大規模な無作為化比較試験のセッション録画を評定。PTSD特異的な力量・治療特異的な力量・認知行動療法の一般的な力量の3種を専用の評定尺度で評価。同盟は援助同盟質問票で患者が評定。症状はCAPS-5とPCL-5で治療前後に評価。

O|結果

力量と、臨床家評定・自己評定のいずれのPTSD症状との間にも有意な関連は認められなかった。PTSD特異的な力量は臨床家評定のPTSD症状の重症度を傾向水準で予測した。同盟は臨床家評定・自己評定の双方のPTSD症状の減少を予測した。著者らは、治療者が高度に訓練され毎週のスーパービジョンを受けていたため力量の幅が狭かったことが、関連が認められなかった説明になりうるとし、普及研究のような自然な場でのさらなる研究が必要だと述べている。

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