Predicting optimal treatment outcomes in phase-based treatment and direct trauma-focused treatment among patients with posttraumatic stress disorder stemming from childhood abuse.

この研究について治療の効果ではなく、患者さんごとに治療を選び分ける意味があるかを調べた研究です。利点は示されませんでした。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Bremer S.・van Vliet N.I.・Van Bronswijk S.・Huntjens R.・de Jongh A.・van Dijk M.K.
掲載誌
Journal of traumatic stress
巻号ページ
36巻6号1044-1055頁
発行年月日
2023年10月18日
PMID
37851579
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

子ども時代の虐待によるPTSDのある121名。

E|介入

EMDR単独の直接的なトラウマ焦点化治療(64名)。

C|比較

比較対照:STAIRを先に行う段階的治療57名。多施設の無作為化比較試験のデータを用い、個別化利益指標(PAI)で、どちらの治療がどの患者に向くかを検討。機械学習で治療前の全変数を予測因子・調整因子として検討。

O|結果

PTSDの転帰と治療条件の間で8つの治療前変数が調整因子として選ばれたものの、PAIが示す治療に割り当てられた参加者と、PAIが示さない治療に無作為化された参加者の間に有意差は認められなかった(d=0.25、p=0.213)。著者らは、この結果が子ども時代の虐待の既往のあるPTSD患者に個別化医療が必要だという考えを支持しないとし、より大きな標本と外的妥当化を伴う研究が望まれると述べている。

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