A pragmatic randomized controlled exploratory trial of the effectiveness of Eye Movement Desensitization and Reprocessing therapy for psychotic disorder.
この研究についてPTSDに加えて精神病性障害のある方が対象です。36名と小規模で、著者ら自身が探索的な試験だとしています。2つの群の人数と年齢に偏りがあります。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Marlow S.・Laugharne R.・Allard J.・Bassett P.・Priebe S.・Ledger J.・Kerr J.・Priest D.・Vanhoorn A.・Boland C.・Shankar R.
- 掲載誌
- Journal of psychiatric research
- 巻号ページ
- 169巻257-263頁
- 発行年月日
- 2023年11月18日
- PMID
- 38056231
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
精神病性障害があり、トラウマの既往を報告し、トラウマの治療に関心のある36名。英国の地方部(人口538,000)の成人地域精神保健サービス。
E|介入
EMDR(24名、平均42.0歳、42%が男性)。
C|比較
比較対照:通常治療12名(平均34.4歳、50%が男性)。対照つきパイロット設計の無作為化探索試験。主要評価項目は出来事インパクト尺度(IES)。副次は陽性・陰性症状評価尺度(PANSS)・PTSDチェックリスト・主観的な生活の質(MANSA)。10週の中間解析と6か月の追跡。
O|結果
出来事インパクト尺度の得点は、10週時点と6か月時点のいずれでもEMDR群が通常治療群と比べて有意に改善した(p<0.05)。PTSDチェックリストとPANSSの陰性症状の得点にも治療に伴う有意な改善が認められた(p<0.05)。他の全ての尺度も肯定的な傾向を示した。著者らは、英国の臨床現場において精神病性障害の患者の外傷的な出来事の影響をEMDRが減らしうること、精神病性障害の改善が治療後6か月間持続したことを示したと述べている。
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