Provision of online eye movement and desensitisation therapy (EMDR) for people with post-traumatic stress disorder (PTSD): a multi-method service evaluation.
この研究についてくじ引きで群を分けた研究ではなく、実際のサービスの評価です。標準の対面ではなくオンラインで行う版です。最後まで受けた方だけを分析しているため、結果は偏りうると著者らが書いています。
効果を検証した研究対象:PTSD混合研究法全文が読めます
- 著者
- Strelchuk D.・Turner K.・Smith S.・Bisson J.・Wiles N.・Zammit S.
- 掲載誌
- European journal of psychotraumatology
- 巻号ページ
- 63巻6号928-937頁
- 発行年月日
- 2023年12月11日
- PMID
- 38073540
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 混合研究法
この研究のまとめ
P|対象
英国カーディフの外傷性ストレス・サービスでEMDRを受けたPTSDの患者78名(オンライン45名・対面33名)。
E|介入
オンラインのEMDR(45名、平均12.4セッション)。
C|比較
比較対照:前年に対面でEMDRを受けた33名(平均15.3セッション)。無作為割付ではないサービス評価。治療終了時のPTSD得点・セッション数・脱落率・有害事象を線形/ロジスティック回帰で比較。加えて治療者5名・患者11名への面接を主題分析。
O|結果
治療の完了、脱落率、有害事象のいずれについても、2つの提供方式の間に差の証拠は認められなかった。オンラインで治療を完了しデータのあった29名は、対面の24名と比べて治療終了時のPTSD得点がやや低い弱い証拠が得られた(17.1 対 24.5、平均差7.8、95%信頼区間 −0.3〜15.9、p=0.06)。ただし無作為化されておらず完了者のみを解析したため推定は偏りうると著者らが明記している。面接では治療者・患者とも、オンラインのEMDRを安全で有効だと捉えていた。患者が挙げた利点は自分で制御している感覚と移動の不要さ、懸念は私生活の秘密の確保と、治療と日常の間の「移行の時間・空間」の欠如であった。
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