The working mechanisms of imagery rescripting and eye movement desensitization and reprocessing: Findings from a randomised controlled trial.

この研究について治療の効果ではなく、どういう仕組みで効くのかを調べた研究です。EMDRで想定されていた仕組み(記憶の鮮明さが薄れること)は支持されませんでした。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Rameckers S.A.・van Emmerik A.A.P.・de Haan K.B.・Kousemaker M.・Fassbinder E.・Lee C.W.・Meewisse M.・Menninga S.・Rijkeboer M.・Schaich A.・Arntz A.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
175巻 論文番号104492
発行年月日
2024年2月7日
PMID
38359658
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

子ども時代に関連するPTSD(Ch-PTSD)のある患者155名。

E|介入

EMDR。12セッション。

C|比較

比較対照:イメージ書き直し(ImRs)12セッション。無作為割付。記憶の鮮明さ・苦痛・封入された信念をイメージ面接で、PTSD重症度をIES-RとCAPS-5で測定。混合回帰とGranger因果性解析。

O|結果

EMDRは当初すべての予測変数により強い変化をもたらしたが、最終評価まで保たれたのは苦痛だけであった。鮮明さが予測変数となる証拠は得られなかった。一方、イメージ書き直しでは苦痛と封入された信念の変化がPTSD重症度の変化を予測した。著者らは、イメージ書き直しについては仮説とした機序が部分的に支持されたが、EMDRについては仮説とした機序(記憶の鮮明さの変化)の支持は得られなかったと述べている。

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