Heart rate reactivity during trauma recall as a predictor of treatment outcome in cognitive processing therapy for PTSD.

この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。治療の効果ではなく、治療前に思い出したときの体の反応の強さから、効き方を予測できるかを調べた研究です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Carpenter J.K.・Pineles S.L.・Griffin M.G.・Pandey S.・Werner K.・Kecala N.M.・Resick P.A.・Galovski T.E.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
176巻97-106頁
発行年月日
2024年3月11日
PMID
38503205
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

対人暴力に続発したPTSDのある女性142名。2つの臨床試験の参加者。

E|介入

認知処理療法(CPT)。

C|比較

比較対照:二次解析。治療前に30秒のトラウマ記憶の台本を2本聴いた後の心拍数の平均上昇を心拍反応性とし、症状改善と脱落を予測できるかを線形混合効果モデルで検討。

O|結果

心拍反応性が全体のPTSD症状の変化に及ぼす効果は有意ではなかったが、心拍反応性が低いことは再体験と回避の改善の乏しさを予測し、脱落の増加とも関連していた。著者らは、治療前のトラウマ記憶への生理的反応性が、認知的な治療における反応の一部を予測する指標となりうると述べている。

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