Efficacy of EMDR for early intervention after a traumatic event: A systematic review and meta-analysis.
この研究について出来事から3か月以内の早期介入としてのEMDRを扱ったメタアナリシスです。効果が認められたのは治療後と3か月後だけで、それ以外の比較では介入なしや他の介入との差が出ていません。著者らも組み入れた研究の質は低いと述べています。
効果を検証した研究メタアナリシス
- 著者
- Torres-Giménez A.・Garcia-Gibert C.・Gelabert E.・Mallorquí A.・Segu X.・Roca-Lecumberri A.・Martínez A.・Giménez Y.・Sureda B.
- 掲載誌
- Journal of psychiatric research
- 巻号ページ
- 174巻73-83頁
- 発行年月日
- 2024年4月11日
- PMID
- 38626564
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
トラウマとなる出来事に最近(3か月以内)曝露した人。組み入れられた無作為化比較試験11件。
E|介入
EMDR。出来事の直後に行う早期介入としての使用。
C|比較
対象とした研究:PUBMED・CINAHL・PsycINFO・Cochrane Libraryを検索して選定した無作為化臨床試験11件。治療後および3・6・12か月後のPTSD・抑うつ・不安と、安全性・忍容性を抽出。
O|結果
本メタアナリシスによれば、早期のEMDR介入は治療後と3か月後の追跡時に外傷後症状への有益な効果を示した。それ以外の解析では、EMDRと「介入なし」あるいは他の介入との間に有意差は認められなかった。著者らは、早期EMDR介入の外傷後症状への短期的な有益性を示す根拠はあるとし、安全な治療の選択肢であるように見えるとしつつ、安全性のデータを含む研究がさらに必要だと述べている。主な限界として、組み入れた研究の質の低さ、転帰ごとの研究数の少なさ、標本の小ささを挙げている。
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