Long-term effects of dialectical behaviour therapy for posttraumatic stress disorder and cognitive processing therapy 9 months after treatment termination.

この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。認知処理療法にとっては不利な結果で、比べた相手(PTSDへの弁証法的行動療法)のほうが9か月後も全ての指標で優っていました。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Vonderlin R.・Priebe K.・Müller-Engelmann M.・Fydrich T.・Steil R.・Resick P.A.・Schmahl C.・Lindauer P.・Kleindienst N.・Bohus M.
掲載誌
European journal of psychotraumatology
巻号ページ
15巻1号706-713頁
発行年月日
2024年9月2日
PMID
39221987
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

子ども時代の虐待に関連するPTSDのある193名。

E|介入

認知処理療法(CPT)95名。

C|比較

比較対照:PTSDへの弁証法的行動療法(DBT-PTSD)98名。無作為化比較試験の長期解析。主要評価項目はCAPS-5で、治療前・治療完了時(無作為化から15か月後)・9か月後の追跡に測定。副次はPCL-5・解離・境界性症状・心理社会的機能。

O|結果

主要評価項目(CAPS)と他の全ての転帰について、介入後から9か月後の追跡にかけて有意な変化は認められなかった(DBT-PTSD群 15.60→14.93、CPT群 18.80→17.41)。9か月後の群間解析は、全ての転帰で小〜中程度の効果量によりCPTと比べてDBT-PTSDに有意に有利であった(CAPSのd=0.35からBSL-23とGAFのd=0.57まで)。著者らは、複雑な形のPTSDに取り組む心理療法の効果が治療終了後9か月間持続するとし、治療終了時に認められたCPTに対するDBT-PTSDの優位が9か月後にも確認されたと述べている。

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