Neural activity during working memory predicts clinical response to computerized executive function training prior to cognitive processing therapy.
この研究について治療の効果ではなく、脳の活動から治療の効き方が予測できるかを調べた研究です。調べられているのは認知処理療法単独ではなく、パソコンを使った訓練を足したときの上乗せで、どちらの群も認知処理療法を受けています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Davey D.・Caudle M.M.・Hoffman S.N.・Jak A.J.・Bomyea J.・Crocker L.D.
- 掲載誌
- Psychological medicine
- 巻号ページ
- 54巻16号4833-4842頁
- 発行年月日
- 2024年12月16日
- PMID
- 39679550
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDの治療を求める退役軍人60名。
E|介入
コンピュータによる実行機能訓練(週5回30分×6週)と認知処理療法(50分×12セッション)の併用(CEFT+CPT)。
C|比較
比較対照:偽の訓練と認知処理療法の併用(PT+CPT)。無作為化比較試験の二次解析。作業記憶課題中の機能的磁気共鳴画像を治療前に取得し、線形混合効果モデルで治療反応の予測を検討。
O|結果
作業記憶に関わる領域(外側前頭前野・帯状皮質など)の活性化が大きい退役軍人は、偽の訓練を併用した群と比べて、実行機能訓練を併用した群でPTSD症状の改善の経過が良好であった。作業記憶中の神経活動が小さい者では、治療条件によらず症状変化の経過は同様であった。著者らは、作業記憶に関わる前頭領域の活動の大きさが新しい治療への反応の生物学的指標となりうるとし、領域の反応性が大きい人ほど認知機能を標的とする治療から恩恵を受けたと述べている。
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