Therapeutic alliance during trauma focused treatment in adolescent and young adult patients with PTSD.

この研究について治療の効果ではなく、治療者との関係の良さが症状の改善とつながるかを調べた研究です。標準の認知処理療法ではなく、若い方向けに調整した版です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Grass A.・Rosner R.・Ciner A.・Renneberg B.・Steil R.
掲載誌
BMC psychiatry
巻号ページ
25巻1号820-832頁
発行年月日
2025年1月13日
PMID
39806367
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

性的または身体的虐待の既往があり、PTSDのある14〜21歳の青年・若年成人39名。

E|介入

発達に適応させた認知処理療法(D-CPT)。

C|比較

比較対照:なし。無作為化比較試験のデータを用い、患者と治療者が毎週評定した治療同盟とPTSD症状の重症度を多水準モデルで解析。

O|結果

治療同盟はD-CPTの過程で高まった。患者と治療者による治療同盟の評定は強く相関したが(r=0.512、p<0.01)、セッション水準では両者の評価に有意な差が認められた。患者が知覚した治療同盟が高いほど、自己報告の症状の減少が大きかった。ただしこれは患者が評定した治療同盟についてのみ当てはまった。著者らは、若い患者へのD-CPTにおいて治療同盟が決定的な役割を果たすとし、治療者が同盟の形成を優先し患者からフィードバックを求めることが不可欠だと述べている。

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