Preliminary efficacy of eye movement desensitization and reprocessing for children aged 1.5-8 years with PTSD: a multiple baseline experimental design (N = 19).

この研究について19名と小規模で、比べる相手の群はありません。1歳半から8歳という、とても幼いお子さんが対象です。
効果を検証した研究対象:PTSD介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
著者
de Roos C.・Offermans J.・Bouwmeester S.・Lindauer R.・Scheper F.
掲載誌
European journal of psychotraumatology
巻号ページ
16巻1号725-743頁
発行年月日
2025年1月22日
PMID
39841051
技法
EMDR
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

DSM-5のPTSD診断を満たす1歳6か月〜8歳の子ども19名。多くは慢性的にトラウマに曝露されている。

E|介入

EMDR。1時間×6セッション。

C|比較

比較対照:なし。非同時的な多層ベースライン実験デザインと標準化された指標。主要評価項目はPTSD症状の重症度とPTSDの寛解率。副次は情動・行動上の問題と保護者の育児ストレス。ベースライン・治療前・治療後・3か月後に評価。

O|結果

治療後、79%の子どもがPTSDの診断基準を満たさなくなった。PTSD症状の重症度と子どもの情動・行動上の問題は治療後に有意に低下し(効果量はいずれも1.20超)、保護者の育児ストレスも有意に減少した(Cohen d=0.45)。これらの成果は3か月後の追跡でも維持され、PTSD診断の消失も79%のままであった。脱落はなく(0%)、有害事象の報告もなかった。著者らは、幼い子どもへの6セッションのEMDRの安全性・実施可能性・効力の予備的な証拠であり、さらなる試験が必要だと述べている。

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