Psychotherapies for adults with complex presentations of PTSD: a clinical guideline and five systematic reviews with meta-analyses.

この研究について曝露を含む治療と含まない治療を比べて有意差は認められなかった研究です。どちらかが優ることを示したものではありません。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス全文が読めます
著者
Schaug J.P.・Møller L.・Reinholt N.・Illum D.B.・Græbe F.L.・Mikkelsen L.B.・Austin S.F.・Paulsen N.N.・Porsing A.M.T.・Juul S.・Hovmand O.R.・Jørgensen M.S.・Arendt I.T.P.・Quistgaard M.・Kristensen M.T.・Døssing S.C.B.・Rosenbaum B.・Rosenberg N.G.・Arnfred S.M.・Storebø O.J.
掲載誌
BMJ mental health
巻号ページ
28巻1号
発行年月日
2025年4月15日
PMID
40234083
技法
CPT
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

複雑な病像を呈するPTSDのある成人外来患者(パーソナリティ症・抑うつ・解離症の併存、および複雑性PTSD)。

E|介入

認知処理療法(CPT)を含む各種の心理療法。

C|比較

比較対照:なし。5つのリサーチクエスチョンについてシステマティックレビューとメタアナリシスを行い、診療ガイドラインの推奨を作成。PROSPERO CRD42022376117。

O|結果

本メタアナリシスが統合した知見では、曝露を含むトラウマ焦点化心理療法と含まないものとのあいだにPTSD症状の有意差は認められなかった(SMD 0.02、95%CI −0.11〜0.15、p=0.75、I2=64%)。境界性パーソナリティ症を併存する場合は、PTSD向け弁証法的行動療法が認知処理療法より併存BPD症状に有益だった(平均差 −0.58、95%CI −0.94〜−0.22、p=0.003)。抑うつを併存する場合は、マインドフルネス・身体志向の心理療法、持続エクスポージャー療法(PE)、NET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)、認知処理療法がいずれもPTSDと抑うつの症状に有益だった。解離を併存する場合は心理療法間に有意差は認められなかったとされ、複雑性PTSDには技能訓練が有望と考えられた。著者らは、全体としてエビデンスの確実性は低く、推奨はいずれも弱い推奨にとどまると述べている。

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