Eye movement desensitization and reprocessing (EMDR) in pain therapy : Potentials, mechanisms and clinical applications for chronic pain with traumatic background.

この研究についてPTSDではなく慢性疼痛が対象です。文献を選んで概観したもので、網羅的に集めて統合したものではありません。
ナラティブレビュー・総説
著者
Vock S.・Tesarz J.
掲載誌
Schmerz (Berlin, Germany)
巻号ページ
39巻4号278-286頁
発行年月日
2025年6月30日
PMID
40586918
技法
EMDR
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

トラウマ体験を背景にもつ慢性疼痛の患者。

E|介入

EMDR。多角的な疼痛管理プログラムへの組み込みを含む。

C|比較

対象とした研究:選択的な文献検索にもとづき、疼痛の軽減に関する関連研究を概観。

O|結果

本稿によれば、EMDRは痛みの慢性化に関わる心理的なストレスを減らすだけでなく、痛みの強さ自体も低下させうるとする研究がある。想定される作用機序としてワーキングメモリの賦活と神経ネットワークの調整が論じられている。著者らは、多角的な疼痛管理プログラムへの統合が複雑な疼痛障害の患者の生活の質を高める見通しをもたらすとしつつ、長期的な有効性の検証と診療ガイドラインへの位置づけにはさらなる研究が必要で、作用機序も確定していないと述べている。

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