Trauma-Focused Treatment in Psychosis: A Systematic Review.

この研究について精神病のある方へのトラウマ治療をまとめたレビューで、EMDRは3つの治療の一つとして扱われています。根拠はまだ初期段階だと著者らも書いています。
効果を検証した研究システマティックレビュー
著者
Hellen I.・Døsvig S.G.・Liseth B.E.・Mørkved N.・Johannessen J.O.・Løberg E.M.
掲載誌
Early intervention in psychiatry
巻号ページ
19巻7号 論文番号e70064
発行年月日
2025年7月
PMID
40590118
技法
EMDR
研究デザイン
システマティックレビュー

この研究のまとめ

P|対象

精神病性障害とトラウマ症状を併せもつ患者。19本の記録に報告された17件の研究。

E|介入

EMDR(精神病へのトラウマフォーカスト認知行動療法・持続エクスポージャー療法とともに、トラウマ焦点化治療の一つ)。

C|比較

対象とした研究:PRISMA に沿った体系的検索で17件を同定。トラウマ症状・精神病症状・不安/抑うつ/心理社会的機能の3群の成果を検討。

O|結果

本レビューでは、トラウマ焦点化治療はトラウマ症状に肯定的な効果を示し(研究の87.5%)、とくに精神病へのトラウマフォーカスト認知行動療法・EMDR・持続エクスポージャー療法で顕著で、改善は時間を通じて安定する兆候が見られた。精神病症状にも肯定的な成果が報告された(72.2%)。一方、抑うつ(56%)・不安(44.4%)・機能(66.7%)では結論が出ず、これらは成果として報告されること自体も少なかった。著者らは、精神病におけるトラウマ焦点化治療の根拠基盤はなお初期段階にあり、方法論上の課題があるとしている。

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