The Effectiveness of Eye Movement Desensitization and Reprocessing Therapy on Post-Traumatic Stress Disorder Symptoms and Diagnostic Status in Patients with a Personality Disorder: A Randomized Controlled Trial.
この研究についてPTSDではなくパーソナリティ症の方が対象で、PTSDの診断がない方も含まれます。診断の基準に当てはまらないつらい出来事の記憶にも効果があったという報告です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Hafkemeijer L.・Hofman S.・de Jongh A.・de Roos D.・van Velzen M.・Starrenburg A.・Slotema K.
- 掲載誌
- Psychotherapy and psychosomatics
- 巻号ページ
- 1-13頁
- 発行年月日
- 2025年7月25日
- PMID
- 40716437
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
パーソナリティ症のある159名。PTSDの有無を問わない。
E|介入
EMDR。
C|比較
比較対照:待機リスト。無作為割付。パーソナリティ症はSCID-5、PTSD症状と診断はCAPS-5で評価。PTSDの基準A(生命の危険など)を満たす記憶と満たさない記憶の双方への効果も検討。
O|結果
有意な群×時間の交互作用により、治療前のPTSD診断の有無にかかわらずEMDR群でPTSD症状の減少が大きいことが示された。PTSDのある患者では治療後(d=1.26、対照 d=0.28)と追跡時(d=1.5、対照 d=0.69)に大きな効果が認められた。PTSDのない患者でも治療後(d=0.77、対照 d=0.18)と追跡時(d=1.09、対照 d=0.46)に中程度から大きな効果が現れた。EMDRは基準Aのトラウマに関連する症状だけでなく、その他の逆境的な出来事に関連する症状も減らした。治療後には65.5%、追跡時には73.1%のEMDR患者がPTSD診断を失った。
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