Symptom retention after successful intensive trauma-focused treatment for post-traumatic stress disorder.

この研究について診断基準を満たさなくなっても症状が残る人が多い、という点を示した研究です。対照群がなく、EMDR単独ではなく複数の治療を組み合わせたプログラムの結果です。
効果を検証した研究対象:PTSD介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
著者
Wesseling F.A.M.・Voorendonk E.M.・Rozendaal L.・Ad J.
掲載誌
European journal of psychotraumatology
巻号ページ
10巻8号1553
発行年月日
2025年8月12日
PMID
40792618
技法
EMDR
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDのある1,015名。

E|介入

8日間の集中トラウマ焦点化治療プログラム。心理教育・身体活動・持続エクスポージャー療法・EMDRを組み合わせる。

C|比較

比較対照:なし。治療前・治療後・6か月後をCAPS-5で比較。

O|結果

CAPS-5の合計得点は治療前から治療後にかけて有意に減少し(d=1.99)、6か月後も改善が保たれていた(d=1.48)。ただし治療後から追跡までに小〜中程度の症状増加が認められた(d=−0.38)。治療後にPTSDの基準を満たさなくなった75.8%、追跡時の63.2%のうち、それぞれ56.1%と44.7%が残存症状を報告していた。6か月後に最も多かった残存症状は否定的な信念(32.2%)・否定的な感情(28.7%)・侵入的記憶(26.9%)だった。

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