Psychological and immunological benefits of eye movement desensitization and reprocessing in hashimoto thyroiditis: Preliminary findings from a randomized controlled trial.
この研究についてPTSDではなく、橋本病という甲状腺の病気が対象です。免疫の指標についての結果は予備的だと著者らが書いています。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Macarenco M.M.・Opariuc-Dan C.・Georgescu T.・Căciuloiu L.
- 掲載誌
- Psychoneuroendocrinology
- 巻号ページ
- 184巻 論文番号107695
- 発行年月日
- 2025年11月14日
- PMID
- 41265021
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
橋本甲状腺炎のある成人91名。
E|介入
EMDRと通常治療の併用。発症前の苦痛を伴う記憶10件の処理に焦点を当てる。
C|比較
比較対照:プラセボと通常治療の併用、および通常治療のみ。無作為割付。抗TPO抗体・抗Tg抗体と、抑うつ・不安・ストレス・解離・失感情症・特性怒り・情動調節・生活の質を治療前・治療後・3か月後に測定。
O|結果
EMDRは解離・失感情症・抑うつ・不安・ストレス・特性怒り・情動調節の有意な改善と、生活の質の向上をもたらした。これらの効果は追跡時にも維持され、おおむねプラセボや通常治療のみを上回った。EMDR群では抗TPO抗体の有意な減少も観察されたが、追跡時の群間の効果は多重比較の補正後には有意に留まらなかった。抗Tg抗体には有意差は認められなかった。著者らは、EMDRが橋本甲状腺炎の人への臨床的に意味のある補助的な介入となりうるとしつつ、免疫調節についての所見は予備的でより大きな試験での検証が必要だと述べている。
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