Effects of virtual reality eye movement desensitization and reprocessing therapy for adolescents with major depressive disorder: a functional Near-Infrared spectroscopy study.
この研究についてPTSDではなく、うつ病の10代の方が対象です。標準のEMDRではなく、VRを使う版です。比べた相手は治療を受けない群なので、他の治療より優れているかは分かりません。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Yan S.・Song X.・Lin J.・Zhang Y.・Lu X.・Liang Y.・Zhang M.・Wei D.・Gan L.・Zhong S.・Liang Q.・Cheng C.
- 掲載誌
- European child & adolescent psychiatry
- 巻号ページ
- 35巻5号1651-1666頁
- 発行年月日
- 2026年2月10日
- PMID
- 41665686
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
うつ病の青年68名と、健常対照の青年29名。
E|介入
仮想現実にもとづくEMDR(VR-EMDR)。12セッション。
C|比較
比較対照:心理療法を受けない待機リスト対照群。無作為割付。ハミルトンうつ病評価尺度24項目版・DN-CAS認知評価システム・機能的近赤外分光法(fNIRS)による機能的結合とスモールワールド・ネットワーク属性を評価。
O|結果
線形混合モデルにより、介入群ではハミルトンうつ病評価尺度と平均最短経路長の得点が有意に低く、図形記憶・継次処理・文の復唱・文の質問・認知の合計の得点が有意に高いことが示された(いずれもp<0.05)。重回帰分析により、平均最短経路長と図形記憶・認知の合計の間に有意な負の関係が、全体効率と継次処理の間に有意な正の関係が認められた(いずれもp<0.05)。著者らは、VR-EMDRがうつ病の青年の抑うつ症状・神経認知の遂行・スモールワールド・ネットワーク属性を効果的に改善しうるとし、平均最短経路長と全体効率の変化が認知機能の改善に関わる可能性を述べている。
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