Major Depressive Disorder and PTSD Treatment Outcome in Interpersonal Psychotherapy and Prolonged Exposure.

この研究についてうつ病を併存する場合に持続エクスポージャー療法の改善が小さくなることを示した研究です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
著者
Shea M.T.・Mete M.・Green B.L.・Krupnick J.L.
掲載誌
The Journal of clinical psychiatry
巻号ページ
87巻3号
発行年月日
2026年6月29日
PMID
42383820
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの治療を開始した退役軍人109名。うちうつ病(MDD)の診断があったのは、対人関係療法(IPT)群58名中30名(52%)とPE群51名中21名(41%)。

E|介入

PE(持続エクスポージャー療法)。

C|比較

比較対照:対人関係療法(IPT)との無作為化比較試験の二次解析。うつ病の併存の有無別に、治療の非完遂(8セッション未満)とPTSD症状のアウトカムを比較。抑うつ症状もアウトカムとして検討。

O|結果

対人関係療法では、うつ病の有無による非完遂の有意差は認められなかった。PE(持続エクスポージャー療法)では、うつ病のない者のほうが非完遂が数値上は高かったが有意ではなかった。うつ病の併存は、PEでは治療終了時のPTSD症状改善の有意な小ささと関連したが(p=0.04)、対人関係療法では関連しなかった。うつ病のある者どうしの治療間比較では、PTSD症状の改善について対人関係療法が優る可能性が部分的に支持された。抑うつの変化には2治療間の有意差は認められなかった。

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