Psychotherapy for PTSD - a scoping review of how change during treatment has been studied.
この研究について治療の効果ではなく、治療中の変化がどう研究されてきたかを整理したレビューです。研究の偏り(米国82%・軍関係者50%)そのものが所見になっています。
効果を検証した研究対象:PTSDスコーピングレビュー全文が読めます
- 著者
- García-Mejía N.・Ernst A.F.・Lommen M.J.J.・Seidel-Koulaxis L.・Moreno-Villamizar J.D.・Nadolna O.K.・Prada S.V.・Daniels J.K.
- 掲載誌
- European journal of psychotraumatology
- 巻号ページ
- 17巻1号341-353頁
- 発行年月日
- 2026年7月7日
- PMID
- 42411709
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- スコーピングレビュー
この研究のまとめ
P|対象
PTSDと診断された成人。2000〜2023年に治療中の変化を扱った研究。組み入れた115件。
E|介入
認知処理療法(CPT)。あわせて持続エクスポージャー療法(PE)など根拠にもとづく心理療法を対象。
C|比較
対象とした研究:115件。PRISMAに従い英語・スペイン語の査読論文を検索。治療中に3回以上の反復測定がある研究に限定。
O|結果
本スコーピングレビューが組み入れた115件では、82%が米国で行われ、50%が退役軍人または現役軍人を対象としていた。治療としては持続エクスポージャー療法(50%)と認知処理療法(31%)が中心だった。207の研究目的が16のカテゴリーに整理され、頻度が高いのは時間的先行関係、時間的に安定した予測因子、変化の軌跡の同定だった。もっとも多く測定されていた構成概念はPTSDと抑うつ(83%)で、通常はセッションごとに平均9回測定されていた。解析手法は多水準回帰モデルが48%で主流だった。著者らは、今後の研究が因果の目的を明示し、測定を慣習ではなく理論と根拠にもとづいて選ぶべきだと述べている。
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