Eye movement desensitization and reprocessing in eating disorders: caution against premature acceptance.
この研究についてEMDRに批判的な総説で、摂食障害へのEMDRの効き目を示す健全な研究は見つからず有害の可能性があると述べています。1998年時点の議論であり、その後の研究は含まれていません。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説
- 著者
- Hudson J.I.・Chase E.A.・Pope H.G.
- 掲載誌
- The International journal of eating disorders
- 巻号ページ
- 23巻1号1-5頁
- 発行年月日
- 1998年1月
- PMID
- 9429913
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
摂食障害のある人。
E|介入
EMDR。摂食障害への使用の利益とリスクを評価。
C|比較
対象とした研究:摂食障害その他へのEMDRの使用に関する文献。選択基準は抄録には示されていない。
O|結果
本総説によれば、著者らは、摂食障害を含むいかなる精神疾患についても、EMDRの効力を示した方法論的に健全な研究を見つけられなかったとしている。EMDRが有効であると期待できる確かな理論的根拠も見つからなかったとする。加えて有害な影響の可能性を2点挙げている。第一に、EMDRは外傷的出来事の記憶を「回復」させる試みと併用されることがあり、回復記憶療法は有害な偽記憶を生むおそれがある。第二に、認知行動療法や抗うつ薬など効力の確立した他の治療を妨げたり遅らせたりしうる。著者らは、現時点で利益とリスクの比はEMDRの広範な受容を促すものではないと結論づけている。
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